役立つ覚えておきたいガイドブログ:180109

41-07

おれは高校を卒業し、
地元から少し遠い大学に進学したため、
ひとり暮らしを始めた。

少しづつ学生生活にも慣れ、
楽しく日々を過ごしているとき、
あたしに試練が与えられた。

ある日の授業中、突然顔の右半分が麻痺し、
思うように動かなくなってしまった。
急いで病院に向かった。
仕事が終わったばかりの父親も病院にかけつけてくれた。

医師の診断によると、
おれの病名は、顔面神経麻痺。
環境の変化によるストレスからの麻痺ということだった。

人によって治るは早さは様々だが、早くてもひと月。
長いと6ヶ月くらいかかるとのこと。

その日は、薬をもらい、帰宅した。
ぼくは、怖くて怖くて仕方がなかった。

目が閉じられない。うがいが出来ない。笑うことができない。
昨日まで普通に出来ていたことが、いきなり出来なくなった…

あたしは精神的にもすごく落ち込んでしまった。
しかしパパも母親も、おれを献身的に支えてくれた。

実家に帰ったら、
上手くご飯ができないオレのために、
母はやわらかい食べ物を作ってくれた。

顔が動かせないおれのために、
パパはマッサージを教えてくれた。

おいらは、病気が治ったら、
笑って「ありがとう」って言おう!と心に誓った。
それから、日々薬を忘れずに飲み、マッサージも続けた。

そして、発症から1ヶ月ほどしたある9時、
「おはよう」というママに、
口角がしっかり上がった笑顔で「おはよう」と返せた。
とても嬉しかった。

そのことにパパとお母さんが喜んでくれたことが嬉しかった。
あたしは笑顔で「ありがとう」って言った。 

病気なんて、ならないほうが良いに決まっている!
でも、今回の病気で、
親父と父に「ありがとう」って純粋に言うことが出来た。

怖かったけれど、嫌だったけれど、
僕は確実に成長できた。

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